「NDB」と「デッカ」~「ロラン」より原始的な電波航法システム

海

ロランより原始的な電波航法があります。「NDB」と言い、正式には航空電波標識です。世界中の飛行場にあり、現役です。

海

電波はシンプルに、カッティング・ウエーブ(CW)で、正弦波電波をモールス信号で切りながら発射します。文字は2~3文字で世界中の飛行場が決められている信号を発射しています。測位方法は2か所を受信し、その方向線をチャート上の交点でポジションを求めます。

羽田空港のNDBは、「・・・・ ―― ・(HME)」です。

もうひとつが「デッカ」。「NDB」は直線測位でしたが、「デッカ」も「ロラン」同様、双曲線測位です。「ロラン」がパルスであったのに対し、「デッカ」は単純に正弦波を発射しつづけ、測位は「位相差(ドップラー)」から求めます。

「ロラン」「デッカ」は消えつつあります。ここまで紹介しました電波航法システムは機械で自動的に測位できますが、手作業でも可能なことが利点でした。「NDB」は原始的でありながら有効ですから、いつまでも残るでしょう。